登山を始めたいけれど何を買えばいいかわからない、という初心者のために「まず揃えるべき必須装備10点」を選び方のポイント付きでわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 登山初心者が優先して買うべき装備10点
- 各装備の選び方ポイントとおすすめ用途
- すぐに使える持ち物チェックリスト
初心者が最初に揃えるべき登山装備10選
1. 登山靴（トレッキングシューズ）
登山で最も重要な装備です。スニーカーでは滑りやすく、捻挫や靴擦れのリスクが高まります。まずは足に合った登山靴を用意しましょう。
- おすすめタイプ：ミドルカット（足首が安定）
- 機能：防水（ゴアテックス等）
- フィッティング：かかとが浮かない、つま先に適度なゆとり
選び方詳細・おすすめモデルは こちらの記事 を参考にしてください。（内部リンク）
2. ザック（リュック）：25〜30L
日帰り登山なら25〜30Lが使いやすいサイズです。飲み物・レインウェア・防寒具・行動食などが収納できます。
- 背面長が合っているか確認
- 腰ベルト（ヒップベルト）が太めで安定するもの
- 通気性・ボトルホルダーの有無をチェック
3. レインウェア（上下セット）
山の天候は変わりやすいので必須です。防水性能と透湿性がある素材を選びましょう。
- 素材：ゴアテックス等の防水透湿素材
- フードが調整できるタイプ
- 軽量でパッカブル（小さく畳める）こと
4. ベースレイヤー（速乾インナー）
汗をかいたときに素早く乾く素材が必須。綿（コットン）は避けましょう。
- 素材：ポリエステル、メリノウール等
- 夏でも長袖を推奨（紫外線・擦れ対策）
5. ミドルレイヤー（薄手フリース）
気温差がある山では体温調整が重要です。薄手のフリースや軽量ダウンが便利です。
6. 登山用ソックス
靴下で快適性が大きく変わります。厚手のクッション性があり、メリノウール素材のものがおすすめです。
7. 帽子（ハット・キャップ）
直射日光から頭部を守り熱中症を予防します。つば広タイプやあご紐付きが使いやすいです。
8. ヘッドライト（予備電池付き）
日帰りでも必ず携帯しましょう。予期せぬ下山遅延やケガに備えます。
- 明るさ：200ルーメン以上を目安
- 電源：単三・単四電池タイプは山での入手が容易
- 防水性能：IPX4以上が安心
9. トレッキングポール
下りでの膝への負担を軽減し、歩行の安定性を高めます。初心者ほど恩恵が大きい装備です。
- 長さ調整可能なもの
- 素材：アルミ（コスト重視）／カーボン（軽量）
10. ファーストエイド & エマージェンシーキット
万が一のための「保険」です。軽量なキットを常に携帯しましょう。
- 基本：絆創膏、ガーゼ、テーピング、消毒液
- 備品：エマージェンシーシート、笛（ホイッスル）
- 行動食：羊羹や携帯ジェル（エネルギー補給用）
持ち物チェックリスト（テンプレ）
そのまま印刷して使えるチェックリストです。出発前に確認しましょう。
| 項目 | 備考 | チェック |
|---|---|---|
| 登山靴 | 防水・フィット確認 | ☐ |
| ザック（25〜30L） | 背面長・ベルト確認 | ☐ |
| レインウェア（上下） | パッカブル・撥水確認 | ☐ |
| ベースレイヤー | 速乾素材 | ☐ |
| ミドルレイヤー | フリース等 | ☐ |
| 登山用ソックス | 替え靴下も推奨 | ☐ |
| 帽子 | つば広・あご紐 | ☐ |
| ヘッドライト（予備電池） | 点灯確認 | ☐ |
| トレッキングポール | 伸縮・先端確認 | ☐ |
| ファーストエイドキット | 消耗品の補充 | ☐ |
よくある質問（FAQ）
Q. 最初にかかる費用はどれくらいですか？
A. 初期は装備を揃えるために約3万〜6万円が目安です（登山靴・ザック・レインウェアを新品で揃える場合）。予算に応じたおすすめセット記事も用意しています。
Q. 夏だけ登る予定ですが、ミドルレイヤーは必要ですか？
A. 標高が高い山や朝晩の落差を考えると薄手のミドルレイヤーはあると安心です。
